2020.06.20 カテゴリー:

今回のご依頼は「鍵の開け閉めが重たくて大変で回りにくい感じがする」とのことでした。

色々原因は考えられるのですが、まずは現地で確認です。

付いていたのはゴールのピンシリンダーですが、これは問題ありません。

原因はこちらです。

鍵を掛けたときに出てくる矢印の部分、これをデッドボルトといいます。
今回のデッドボルトは掛けた時に上向きに鎌状の金具が飛び出てくるタイプで鎌デッドボルトといいます。普通のデッドボルトより頑丈で不正解錠がしにくいタイプです。
このデッドボルトがドア枠側の受け穴(これをストライクと呼びます)にきちんと入らず擦れてしまうのが原因でした。


これがストライクです。こちらの位置を調整することで今回は改善することができました。

建築時の建付け具合や日々のご使用によってのビスのゆるみも原因となりますが、北海道内は一昨年の北海道胆振東部地震の影響で大なり小なり建物にゆがみができているところが多いです。ちょっとしたゆがみが段々と大きくなってきて、ある日突然「鍵が閉めにくい」とか「ドアが開閉しにくい」などの症状が出てくることがありますので、気になる方はご相談ください。

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